社員インタビュー生産技術職

決まった形にはまるのではなく、

新しい形を作る過程こそが面白い

バイオ製剤工場にて、自社製品や受託製品の医薬品の品質管理を担う生産技術職。動物薬のみならず、人体薬も含む幅広い製品を取り扱うからこその高いレベルの知識が必要となり、前例のない新たなチャレンジに取り組むことができるチャンスもあり。型にはまるのではなく、自分で新しい何かを作るという過程とその面白さを経験できる機会があります。

INTERVIEW

INTERVIEW

品質部品質管理第1チーム
一般スタッフ

M.Nさん (新卒2020年入社)

ゼノアックへの入社を決めた理由を教えてください。

幼い頃から動物が好きで、獣医療に関わる仕事がしたいなと思っていました。大学では人にも動物にもどちらにも関わることができる薬学を専攻して薬剤師の資格を取得。この資格を活かしつつ、獣医療にも関わることができる動物薬業界に興味を持ちました。

動物薬を扱う会社はたくさんありますが、その中でも私がゼノアックへの入社を決めた一番の理由は、会社の考え方に強く共感したから。「お客様がまだ気づいていないニーズにまで応えられる存在になる」という行動指針が、私が大学で6年間薬学を学ぶ中で抱いた理想像と重なっていたんです。薬剤師として自分に何ができるのかと考えたときに、ただ目の前の処方箋のお薬を出すだけではなく、患者さん一人ひとりと向き合って、背景にある生活の困難さや患者さん自身もまだ気づいていないこれから生じるかもしれない症状や問題に対応できるようなプロフェッショナルな存在になりたいと思っていました。その想いと同じことを目標として掲げる企業にぜひ入って働いてみたいなと強く思いましたね。

普段の業務について教えてください。

バイオ製剤工場で製造される自社医薬品や受託製品の品質試験を行ったり、受託製品の新規試験や検討試験などを実施したりというのがメインの業務です。その他にも、品質試験に使用する機器のバリデーション管理や各種書類の作成作業などもあり、日々の業務は多岐に亘ります。

品質管理は現在3つのチームに分かれているのですが、基本的にはチーム単位で試験を行っています。様々な薬剤を混ぜ合わせて色を確認したり、入っている成分の量を調べたりという作業ですが、絶対に間違いがあってはいけない作業なので、自分だけにしかできない試験というのはないようにしてチームのみんなで確認しながら正確に進める必要があります。いろいろな人と結果をどう読み解いたらよいかなどを話したりしながら、しっかりとコミュニケーションをとって進めることが大切な仕事です。

現在のお仕事のやりがいは何ですか?

バイオ製剤工場では、動物薬だけではなく、人体薬やセルバンカーという細胞凍結保存液など幅広い製品を扱っています。動物薬と人体薬では守るべき規則が異なります。ゼノアックは動物薬の会社なので、基本的には動物薬の規制に従って動くのですが、実際の業務の中では人体薬の知識が必要となることもあります。実は動物薬よりも人体薬の方が医薬の進化という意味では10年も20年も先に進んでいるんです。どちらの製品も扱っているバイオ製剤工場にいるからこそ、日々の業務の中で人体薬レベルの知識まで学ぶことができるというのはとても面白いですし、大変ではありますがその分大きなやりがいを感じます。

また、品質試験においては、今まで誰もやったことがないような依頼がくることもありますが、そういった前例のないことに四苦八苦しながら取り組み、いい結果が出たときには達成感を感じます。決まった形にはまって仕事をするのではなく、どんどん自分から新しい形を作っていきたいという想いがあれば、成長の機会は大きく広がっていく環境だと思います。もちろん新しいことにチャレンジするというのは大変なことではありますが、何かを変えていくという過程こそが面白いのではないかと思います。品質管理チームはCMO事業にも関わっており、品質管理業務だけでなくCMC的業務も行うため、幅広い知識が必要又は習得できる点も魅力ですね。

職場の雰囲気について教えてください。

現在私が所属している品質管理第1チームは、2019年に新設されたチームです。10名程度の少数で日々奮闘していますが、みんながお互いに声を助けやすい雰囲気づくりを意識しているので、雰囲気もとても良く楽しく働けています。

品質管理の仕事は正確さが求められる上にとても広い知識が必要となるため、絶対に一人ですべてを賄うことはできません。チーム内には、過去に人体薬に携わった経験がある方もいるので、そういった周りの先輩方の知識をしっかりと頼るということも意識しながら、みんなで連携して進めることができています。

今後のご自身の目標を教えてください。

将来的には、品質と製造とを全部一括して管理できる責任者である医薬品製造管理者を目指したいと考えています。医薬品製造管理者には薬剤師の資格が必要となるため、自分の持っている資格や知識を活かすためにも、長期的な目標として掲げています。

そのためにはまだまだ品質関連の知識も不足しているのでもっと勉強しなければと思っています。併せて将来に向けて、製造の勉強にもしっかりと取り組んでいくことが直近の目標です。